動物園
4年間、動物園の獣医さんとして 働いていた 動物を治療しているうちに その治療の魅力に どっぷり、はまりたくなり 動物園の獣医さんの仕事を辞め 小動物臨床の仕事についた
時間を作ってはゾウさんの運動場に 足を運んでいた その日も ゾウさんに慣れるために 運動場入っていた オスのゾウさんが、またこの人間が来たな! と思ったかは、わからないが 寄って来た
ゾウさんがいるエリア担当の獣医さんになってから ちょくちょく 時間を作っては ゾウさんの運動場に入ってみた これが、また根性がいる仕事
ゾウさんに 自分という人間を すこしでも認めてもらうために 収容時には出来るだけ 立ち会うことになった
ゾウさんのいる 担当エリアになったものの 「 私は、あなたの 担当の獣医さんです。」 と、言ってもゾウさんには わかってはもらえないだろう
ある日のこと ゾウさんの長い牙の横から 膿がでたと連絡があった 行ってみると オスのゾウさんの牙の付け根から 黄色い液が出てきていた そこで ゾウさんに注射をすることになった
ある日、爬虫類担当のキーパーさんが 4メートルある アフリカニシキヘビさんの 脱皮した皮を持ってきた 「キレイに、脱皮した皮が とれたので 展示に使いたいので パウチにできますか?」 と、脱皮した脱けがらの塊を手渡された
ゾウさんがいるエリアの 担当獣医さんになって… ゾウさんの運動場に一緒に入ってみた ゾウさんにとって 自分は 今まで見たことのない人間 どんなヤツだ? と、さっそく近寄ってきた
動物園の一角に ふれあい広場があった 動物達とふれあいをもってもらい ウサギやモルモットを 抱っこさせてもらえる 子供達に人気のスポット そこには人と馴染み深い動物達が 展示されていた ヤギ、ヒツジ、アヒル、ガチョウ、 ウサギ、モルモット、リス、カ…
動物園に転勤になったばかりの頃 夢がかなって、本当に嬉しかった 天にものぼる気分! 小さな頃からの、憧れの仕事 「動物園の獣医さん」 そんな時のこと…
動物園は狭いようで 結構広い 動物に異常があった時に 直ぐに連絡をとりたい 今ならば 携帯電話ですぐに連絡ができるが 約30年前の当時は、そんなものはなかった
ある日のこと シロクマ担当のキーパーさんから 連絡が入った 「シロクマの歩き方がおかしいので 来て下さい」
動物園内の植栽の中に スズメバチが巣をつくった 来園者が刺される危険があるため スズメバチの巣を駆除することになった 巣の大きさは、バレーボールと同じぐらい
動物園でよく見かける 白と黒のシマシマ模様の動物 シマウマ 大自然では走り回っている 足が勝負の動物だ
おサルさんのよくかかる病気は?
動物園の獣医さんになって キーパーさん修行することになった 先ずは、モンキータウン
動物園で働くキーパーさん どんな仕事をしているのか? キーパー修行して、知ることができた その一日を、追ってみよう
ある日 ゾウさんの担当のキーパーさんに ゾウさんの採血をして欲しいと言われた ゾウさんの採血 どこから?
動物園の獣医さんに、なったものの いきなり、動物園の動物達を 診ることができるか? いやいや、はっきり言って できはしない
動物園の動物病院 その建物の一角には 最後に動物たちが運ばれる場所がある 解剖室
ある日、 メスのチンパンジーが 具合が悪くなったと連絡が入った 治療は、チンパンジーの寝室で行う 寝室のある 類人猿の獣舎のバックヤード ここに入った人ならわかるだろう
動物園の獣医さんになって まだ、一週間と経たないときのこと ふとカバ舎に、立ち寄った カバ担当のキーパーさんが 室内展示場のすみっこに座って 目立たないように メスのカバを観察していた
ある日 クモザルのキーパーさんから 連絡が入る 治療用の薬、シリンジ等一式の入った 鞄を抱え、急いで獣舎に向かう クモザルは名前のとおり まるでクモのように 長い手足と 長いしっぽを持っている その手足としっぽを器用使って 樹上生活に適応し移動する…
小さな頃からの夢だった 『動物園の獣医さん』 その夢がかない、4年間 動物園で働くことができた 哺乳類から鳥類、爬虫類 いろんな種類の動物たち 動物たちを世話するキーパーさんたちと 過ごした期間は ぎゅーーーぅっと、濃厚に 凝縮された時間と体験だっ…