思秋期 バンザイ!~人生下り坂を楽しむブログ~

旦那と一人の娘がいる50代なかばの獣医師。自分の好きなことを好きなだけやってきた。 子育てもひと段落。自分時間が持てるようになって、人生下り坂を楽しもう!思秋期 バンザイ!

動物園の獣医さん: 動物園で働く

小さな頃からの夢だった

『動物園の獣医さん』

その夢がかない、4年間

動物園で働くことができた

 

哺乳類から鳥類、爬虫類

いろんな種類の動物たち

動物たちを世話するキーパーさんたちと

過ごした期間は

ぎゅーーーぅっと

濃厚に凝縮された時間と体験だった

 

 

大学を卒業し、地方公務員の獣医さんになった

臨床経験のないまま、三年後

動物園に異動

 

動物園という狭くて、広い世界で

自分という存在が試される

 

先輩獣医さんから、一から教わり

分からないことは、

全国の動物園の獣医さんに問い合わせ

色んな文献を調べる

 

動物園の獣医さんとして

何とか自分も、役にたち

動物園動物の命に関わりたい一心で

がむしゃらに動いた

イヌネコと違い、情報も少なく手探り状態

いつも、園内を小走りで走り回っていた


f:id:OgumakiVet:20200611122530j:image

臨床経験を積むため

休みの日は

近くの開業している動物病院に

頼み込んで、勉強させてもらいに通った

 

キーパーさんに教わることも多かった

 

現場のたたき上げで、担当動物をよく研究し

一番近くで観察しているキーパーさん

 

大学を卒業して、博物学に長けた

研究熱心なキーパーさん

 

そんなキーパーさん達はこれまた、

ひとくせもふたくせもあるような

面白い人が集まっていた

そんな、キーパーさんとのやりとりは

面白かったなぁ~~

 

 

実際に、さわることができる動物もいるが

ほとんどが、直接さわれない動物達

体重も目測で行うことも多く

餌に薬を混ぜて、投薬してもらっていた

 

実際に注射しなければならない場合は

 

小さな動物は、直接、捕まえたり、

網で伏せたりして、押さえ込んで注射していた

 

スクイーズケージがある所では

動物をそのケージの誘導し

幅を狭め身動きができないようにしてから

注射する

 

しかし、それもできない時

 

重要になってくるのは吹き矢!

狭い、バックヤードに動物を移動し

狙いを定めて

フッと吹く

 

暇な時に、

内職のように吹き矢のストックを作っておく

 

注射器の黒いゴムの部分を

ひとつシリンジの中に加え

指にかける部分を

吹き矢の筒に入るように切り取る

注射器に命中率を上げるため

毛糸で尾っぽを付け

虫ピンで外れないように留める

 

そして

吹き矢の練習

的を作って

上手く当たるように練習

 

全身麻酔

かけなければならない時は

いつも頭をかかえていた

 

M99などの、安全性の高い麻薬系の麻酔薬は

その当時は、使っておらず

数種類の麻酔薬を使って、麻酔をかけ

その動物を治療していた

 

結局

休日に勉強させてもらっていた

動物病院の先生に影響を受け

イヌネコの臨床にどっぷり浸かりたくなり

方向展開した

 

しかし

動物園での、ぎゅう~っと凝縮された日々は

今では、良い経験、勉強となり

今の、仕事につながっている

 

そんな、

動物園での経験を

ぼちぼち書いてみようと思う

 

 

 

 

 

 

 

 

 思秋期 バンザイ!

~人生下り坂を楽しむブログ~