思秋期 バンザイ!~人生下り坂を楽しむブログ~

旦那と一人の娘がいる50代なかばの獣医師。自分の好きなことを好きなだけやってきた。 子育てもひと段落。自分時間が持てるようになって、人生下り坂を楽しもう!思秋期 バンザイ!

動物園の獣医さん : モンキータウンの住人達

 

動物園の獣医さんになって

キーパーさん修行することになった

先ずは、モンキータウン

 

 

動物園の一画に

おサルさんを一同に集めて

展示している場所がある

モンキータウン

原猿類から霊長類まで様々なサル達が暮らしている

 

ここで、初めて本格的に

動物園のバックヤードに入ることとなった

 

普段、見ることのないバックヤード

来園者が見れるのは放飼場

その奥の建物の中には

寝室と呼ばれる部屋がある

 

動物園ではほとんどの動物は

寝室に収容されて夜を過ごす

 

原猿類のバックヤードはまだ良かった

しかし

霊長類のバックヤードは

とにかく、驚いた

人間の次に頭の良い動物と言われる動物達

 

バックヤードに、足を踏み入れた瞬間

その騒々しさに驚く

奥の方では、

フクロテナガザルが、大声で鳴く

 

ホォ~ホホホホホォーーー

 

これが獣舎に反響して

人の声が聞こえない

 

そこで

大切なことを話すときは

一旦バックヤードを出て話す

 

チンパンジーの部屋の前を通る時は

威嚇のため、体当りをしてくる

 

バッバァーーン

 

檻が間にあるとはいえ

相当な迫力

ビビってしまう

 

おサルさん達とは

完全に檻で区切られて

一緒になることはない

 

しかし

その檻の隙間から、手を出してくる

 

ここの場所では

テナガザルに注意!

手を出して来て、引っ張られる

 

チンパンジーの握力は

200kg以上なので、

檻から出してくる手を触る時は

必ず手の内側ではなく

手の外側を触ること

もし、握られると

手を離してもらえないばかりか

骨折の可能性もある

 

また、時々

ウンチを隠し持っていて

投げてくるものもいるから

檻の前を通る時は注意

 

などなど

キーパーさんが注意事項を

説明してくれる内容を聞きながら

こちらは

顔がひきつっていた

 

そんな中、人工保育で育てられた

5歳のチンパンジーくんがいた

檻の前を通ると

檻の隙間から

自分がもらった餌を差し出してきた

 

何かな?

 

と思って、その餌を取ろうとした瞬間

 

チンパンジーくんは反対の手で

私の手を取ろうとした

 

サッと、よけて捕まえられなかったが

 

危機一髪❗

 

さすが、頭の良い動物

おとりを使って

手を取ろうとしたのには驚いた

 

そんな、類人猿達とのやりとりは

スリルの連続だった

 

 

 

 

 

 

 

思秋期 バンザイ!

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