連日の猛暑
各地で30度をこえる気温が続いている
40度をこえる気温も記録されている
熱中症で救急搬送され
死亡したという人もいる
そんな猛暑の夏では
イヌやネコも
熱中症になるので気をつけて欲しい
と、願うばかりである
うちの動物病院でも
今のところ、重症例はないものの
軽度の熱中症で食欲がなくなったという
イヌ・ネコが、連日たくさん連れて来られる
食欲がないと連れて来られた
イヌの飼い主さんには
「何時頃に、イヌの散歩に行っていますか?」
と、必ず散歩の時間帯を聞くことにしている
だいたいの飼い主さんは
早朝か、夕方以降の涼しい時間帯に
散歩をしていると答えてくれるが…
驚くことに、この猛暑の中
日中の暑い時間帯に
散歩している飼い主さんがいるのである
ある飼い主さんは
午後3時に行っていた
その飼い犬も軽い熱中症で
食欲がないため
連れてこられたのだった
人間は、汗をかき、体温調節する
イヌは、呼吸で冷たい空気を吸って
上昇した体温を吐く息で逃し
体温を下げる
しかし
外気温が高いとどうだろう?
周囲の暑い空気をいくら吸っても
体温は下がらない
ましてや、散歩の時
イヌが歩くところは
地面から約50cmの層
日中の焼けたアスファルトでは
温度が60〜70度にもなるため
イヌの肉球はヤケドする恐れもある
また
家の中で飼われていても
連日の猛暑
安心出来なくなっている
日中、飼い主さんは仕事で留守
動物が家でお留守番
こういう家庭も多い
この時、家の中では
場合によっては
30度を超える室温になっている
食欲の無いために連れて来られた
ペットの飼い主さんは
ちゃんと
扇風機を回していました
と、答えるのだが
扇風機だけでは
暑い空気をかき回すだけで
動物の体温をさげる効果はない
しっかりと
エアコンをつけて
部屋の温度を下げないと
イヌは熱中症になってしまう
温度設定は
人間が少し肌寒いと感じる温度
この温度が、イヌにとって最適となる
イヌを留守させている時に
家ではエアコンなどを付けていますか?
少しの時間だからと言って
イヌを車の中に置いてないですか?
この夏の時期は
動物にとって、危険がいっぱい
アイキャッチ・イラスト: ナノさん
思春期 バンザイ!
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