毎日のように
イヌ・ネコの手術をしている
それに慣れていたため
自分が手術を受けた時
脂肪の色なんて気にもしなかった
毎日のように
動物病院で手術をする
田舎の小さな動物病院のため
1番多い手術は
イヌ・ネコの不妊手術
手術台に貼り付けになった
動物のお腹にメスを入れる
スーーッと皮膚を切ったその下に
白い脂肪が出てくる
どんな白さかというと
お肉屋さんで並んでいる
牛や豚の脂肪を見たことがあるだろう
あの色だ
キレイな白
この色に慣れていた
脂肪の色は、キレイな白なんだと…
数年前、自分の足の付け根に
膨らみが出来た
それは、徐々に大きくなって
手術することになった
手術する側から
手術される側に
自分が手術される❗
それは、良い機会
人間のお医者さんが
どのように手術しているか
身をもって知ることが出来る
興味津々である
今まで手術は、三回受けた
右膝の手術
残念ながら三回とも
手術中は麻酔で
ねむらされていたため
気がついたら手術は終わっていた
しかし、今回は
局所麻酔
意識がある
手術台に寝かされて
キョロキョロ、キョロキョロしていたら
胸のところに見えないように
覆い布をかけられた
残念❗
どこか見えるところはないか
探してみると
手術台の上にある無影灯の縁に
小さいながら写っていた
局所麻酔をされ
今、切られたようだ
出血を止めるため
電気メスを使っているようだ
ジーーッ、ピーーッ
音がする
そして
縫合に入ったようだ
しかし、しかし
何だか痛い❗
麻酔が効いていない
針でチクチク
糸がスーッと通っていく
ツンツン、引っ張られる
痛いので、思わず
「痛いのですが」
と言ってしまった
先生は…
「はい、はい」
と、返事するのみ
とにかく早く済ませようとしている
まあ、我慢できない痛みではないか
などと思っていたら
手術は終了
「どうでしたか?」
きいてみた
「たぶん、脂肪腫でしょうね」
「見ますか?」
液体に入った組織を手渡してくれた
おーーー
脂肪の色が黄色い
黄色いぞ❗
白くない
動物の白い脂肪に慣れていたため
自分の黄色の脂肪を見たら
何だか気持ち悪かった
やっぱり
脂肪の色は、白がいい
思秋期 バンザイ!
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