思秋期 バンザイ!~人生下り坂を楽しむブログ~

旦那と一人の娘がいる50代なかばの獣医師。自分の好きなことを好きなだけやってきた。 子育てもひと段落。自分時間が持てるようになって、人生下り坂を楽しもう!思秋期 バンザイ!

動物のお医者さん : 動物の脂肪の色は?

毎日のように

イヌ・ネコの手術をしている

それに慣れていたため

自分が手術を受けた時

脂肪の色なんて気にもしなかった

 

毎日のように

動物病院で手術をする

田舎の小さな動物病院のため

1番多い手術は

イヌ・ネコの不妊手術

手術台に貼り付けになった

動物のお腹にメスを入れる

スーーッと皮膚を切ったその下に

白い脂肪が出てくる

 

どんな白さかというと

お肉屋さんで並んでいる

牛や豚の脂肪を見たことがあるだろう

あの色だ

 

キレイな白

 

この色に慣れていた

脂肪の色は、キレイな白なんだと…

 

数年前、自分の足の付け根に

膨らみが出来た

それは、徐々に大きくなって

手術することになった

 

手術する側から

手術される側に

 

自分が手術される❗

 

それは、良い機会

人間のお医者さんが

どのように手術しているか

身をもって知ることが出来る

興味津々である

 

今まで手術は、三回受けた

右膝の手術

 

残念ながら三回とも

全身麻酔

手術中は麻酔で

ねむらされていたため

気がついたら手術は終わっていた

 

しかし、今回は

局所麻酔

意識がある

手術台に寝かされて

キョロキョロ、キョロキョロしていたら

胸のところに見えないように

覆い布をかけられた

 

残念❗

 

どこか見えるところはないか

探してみると

手術台の上にある無影灯の縁に

小さいながら写っていた

 

局所麻酔をされ

今、切られたようだ

出血を止めるため

電気メスを使っているようだ

ジーーッ、ピーーッ

音がする

そして

縫合に入ったようだ

 

しかし、しかし

 

何だか痛い❗

 

麻酔が効いていない

針でチクチク

糸がスーッと通っていく

ツンツン、引っ張られる

痛いので、思わず

 

「痛いのですが」

 

と言ってしまった

 

先生は…

「はい、はい」

と、返事するのみ

とにかく早く済ませようとしている

 

まあ、我慢できない痛みではないか

などと思っていたら

手術は終了

 

「どうでしたか?」

きいてみた

 

「たぶん、脂肪腫でしょうね」

「見ますか?」

 

液体に入った組織を手渡してくれた

 

おーーー

脂肪の色が黄色い

 

黄色いぞ❗

 

白くない

動物の白い脂肪に慣れていたため

自分の黄色の脂肪を見たら

何だか気持ち悪かった

 

 

やっぱり

脂肪の色は、白がいい

 

 

 

 

思秋期 バンザイ!

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