動物病院には、獣医さんだけでなく
動物病院を支えてくれる
スタッフさんがいる
今や、動物病院は
「スタッフさんがいなければ
動物病院の仕事は成り立たない」
と、言っても過言ではないだろう
40年前
私の家で飼っていたイヌが
お世話になっていた動物病院は
獣医さんが、一人でやっていた
自宅の一部を
診察室兼、処置室兼、手術室兼の
ひと部屋の動物病院
しかし
今では
獣医さんが一人でやっている
動物病院は少数派
動物の医療技術の進歩にともない
もはや
人間の医療と変わらなくなっている
そのため、獣医さん一人では
とても
動物病院を運営できない
受付・電話の対応・会計
診察・検査・手術・入院動物の看護
調薬・薬の管理・フードの管理
掃除・事務処理・経理・etc.
外からみると動物病院では
診察や手術だけ、やっているようにみえるが
雑用を含めた仕事が、実にたくさんある
その仕事を手伝ってくれる
受付スタッフ
動物看護師
清掃スタッフ
事務スタッフ
実際に
スタッフさんになった人から
「こんなに仕事があるとは思わなかった」
との感想
自分の病院でも
働いてくれているスタッフさん
新人さんもいれば、ベテランさんもいる
このベテランさん…
長ければ長いほど
自分のクセを良く理解してくれて
診察が、流れるように進む
「かゆい所に手がとどく」とは
よく言ったもんだ！
「あれ、持ってきて！」
「これ、あそこに頼んどいて！」
「あれの準備、出来ている？」
名詞が、なかなか出てこない時でも
サッと理解し、準備・行動してくれる
こちらが、やって欲しい時には
もう、出来ていることも！
機械は、壊れたら買い替えればいい
しかし
優秀なベテランスタッフさんは
替えがきかない
長年
一緒に働いてきたスタッフさんは
本当に、ありがたい存在となる
そして
新人スタッフさんの存在は
それまでの院内の常識が
非常識だと気づかせてくれる
新人さんが、うちの動物病院に染まる前に
「ここは、こうした方が良いと
思う事が有れば教えてね」
と、良く質問してみる
新鮮な視点が、参考になるのである
また
先輩スタッフさんが
新人スタッフさんを教えると
メキメキ
仕事ができるようになる
先輩スタッフさんも
人を教えることで成長する
上手く人に教えることは、難しい
どこの職場も、同じだろうが
なんといっても
人材、人材、人材である
機械は、壊れたら買い替えればいい
人に替えはない
歳をとって
身体に無理がきかなくなった
今日この頃
さらに骨身にしみる
私:「ちょっと、あれどうだった？」
看護師さん:「あれは、大丈夫ですよ！」
私:「あれ、頼んでくれた？」
受付スタッフさん:「大丈夫ですよ！頼んでもう来てますよ！」
おかげで、診察に集中できる
そんな、スタッフさんとのやりとりが
ありがたく、頼もしい今日この頃である
アイキャッチ・イラスト: ちゅんさん
思秋期 バンザイ！
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