思秋期 バンザイ!~人生下り坂を楽しむブログ~

旦那と一人の娘がいる50代なかばの獣医師。自分の好きなことを好きなだけやってきた。 子育てもひと段落。自分時間が持てるようになって、人生下り坂を楽しもう!思秋期 バンザイ!

動物病院のお医者さん : 子供編 昆虫を飼う

子供の頃から動物好き

小さい頃から外に出ては

虫を捕まえては飼っていた

 

そんな

 

まだ子供の頃のお話…

 

カマキリ編

 

ある時 、姉が

消しゴムを借りたいと思ったのか…

 

私の机の引き出しを

開けた

  

ギャーーーー

 

そこには驚異の光景が広がっていた

 

無数のカマキリの赤ちゃんが

うごめく世界

 

机の引き出しの中には

文房具に混じって

小さな赤ちゃんカマキリが

ウジャウジャ、ウジャウジャ

 

姉は、恐怖に顔をひきつらせ

母親と一緒に

赤ちゃんカマキリを

ほうきとちりとりをつかって

全て外に出したそうだ

 

その時、私はというと…

外に遊びに行っていていなかった

 

帰ってきた私は

 

「卵からかえった

    カマキリの赤ちゃんを

    見たかったのに、

    何で片付けたんだ!」

 

なんて、言っていたらしい…

 

この話

 

外から遊んで帰って来た時

聞いていたと思うが

最近

姉に聞くまで全くと言って

覚えていなかった

 

まあ、その光景を見ていなかったのだから

 

冬に、見つけたカマキリの卵塊

けっして

引き出しに

入れっぱなしにしないように

気をつけましょう!

 

しかし…

 

引き出しいっぱいの

赤ちゃんカマキリ

見たかったなぁ~

 

 

 

 

ショウジョウバエ

 

小学校の理科の授業で

完全変態・不完全変態を習った

 

教科書には

ショウジョウバエ

ビンに入れて

ショウジョウバエ完全変態の様子を

観察するというものだった

 

この絵を見て

自分も観察したいと思い

さっそく母親に相談した

 

バターピーナッツ の空き瓶があったため

そこに、バナナの切れ端を入れた

 

台所で、捕獲したショウジョウバエ

数匹ビンに入れ

その口をガーゼでおおい輪ゴムでとめる

 

さあ

自分の机に置いて観察開始!

 

しばらくは、バナナの周りで

数匹のショウジョウバエ

飛んでいるだけだった

しかし、数日経つと

白い小さな虫がバナナの表面に

うごめいている

 

おおーー

ショウジョウバエの幼虫(ウジ)を発見!

 

ショウジョウバエの卵は

小さすぎて気がつかなかった

 

ウジ達は

ビンの壁や床に散らばって

そこで茶色のサナギになった

 

そして、数日後

ビンの中には

始めに捕まえた

ショウジョウバエの数よりも多い

成虫が飛びかうようになっていた

 

ショウジョウバエ

ウジ

サナギ

ショウジョウバエ

ウジ

サナギ

ショウジョウバエ

 

その頃になると…

 

最初に入れたバナナは

茶色く変色し

酸っぱい臭いが発生していた

 

さすがに

 

その臭いを嗅ぎ続けるには

たまらなくなり

外に捨てに行って

観察は終了となった 

 

 

 

 

アオムシ編

 

最近の小学校でも

アオムシを捕まえて

学校に持って行き

観察しているらしい

 

自分も、小学生のときに

アオムシを捕まえてきて

透明なプラスチックの箱に入れ

机の上に置いたら

 

さあ、観察開始

 

新鮮なキャベツを入れて

モリモリ食べるアオムシを

毎日眺めていた

 

しかし、数日後…

 

その体から、モニモニと

第2の幼虫が出てきて

アオムシの体の周囲で

黄色のマユを作った

 

これは、いったい何なのか?

アオムシの体から出てきた幼虫は

今後、どうなるか?

 

怖いながらも

観察することにした

 

マユのため動けなくなったアオムシや

マユをすりぬけられたものの

シワシワになったアオムシは 

しばらく動いていたが次第に弱って

最後には動かなくなった

 

そして

アオムシの周囲の黄色いまゆは…

 

数日後

 

プラスチックの容器の中に 

ブンブンと

十数匹の小さな

飛びかう、ハチになっていた

 

その小さな蜂のお尻には

細い針のようなものが突き出ていた

 

その針でアオムシの体に卵を産み付け

アオムシの体を食べながら成長した幼虫は

その体を食い破って出てきて

サナギになり

成虫のハチになったのである

 

そのプラスチックの容器の中で飛び交う

ハチを見て

恐怖におのおいた

 

その頃 

学校では、楳図かずお氏の漫画が

流行っていた

その絵の不気味さや内容の怖さが

当時の子供に受けていた

 

楳図かずお氏の書いた漫画の中で

少年が、蝶が大好きで

蝶をたくさん飼っていた

しかし

その少年のからだから出てきた蝶が

窓の外に飛んでいくという

内容の漫画を読んだばかりだった

 

これを読んでいたため

この時の恐怖は

底知れなかった

このアオムシから出てきたハチが

自分をさして

卵を産みつけられる

そして、じぶんの体を食い破り

出てくるハチに恐怖を覚え

すぐに

そのプラスチックの容器を

外に捨てに行った

 

しかし…

 

子供のこと

そんなことは起こらないのだが

しばらくの間

自分の体から

ハチの幼虫が食い破って

出るかもしれない恐怖におののいていた

 

 

*アオムシから出てきた昆虫は

    アオムシコマユバチ

    人には、寄生しませんのでご安心を

 

 

思秋期 バンザイ!

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