思秋期 バンザイ!~人生下り坂を楽しむブログ~

旦那と一人の娘がいる50代なかばの獣医師。自分の好きなことを好きなだけやってきた。 子育てもひと段落。自分時間が持てるようになって、人生下り坂を楽しもう!思秋期 バンザイ!

北海道!オ-トバイ女ひとりキャンプ旅~30年前~

自分が大学の時、かれこれ30年以上前になるが...

思い立って北海道へ、オートバイ女ひとりキャンプ旅に出かけた。ほとんどは、美瑛の民宿で居候となったのだが。北海道での日々は、刺激的だった。ここらでブログにまとめておこう。

なんせ25年前の記憶、あやふやのところがあり、果たして思い出せるか… 

  • 北海道への思い

大学は、青森県十和田市。ここで、大学2年からの大学院2年までの5年間過ごした。山口県出身の動物大好き、自然大好き人間の自分にとって、東北青森の自然は本当に魅力的だった。

 大学2年の時、移動手段は主にロードサイクル。しかし、もっと遠くにいきたい。貧乏学生にとって、安く移動距離をかせぎたい…となるとオートバイである。

免許を取得。友人からヤマハのDT125のオフロードバイクを、確か2万円で手にいれた。

 暇を見つけては八甲田山奥入瀬、三八上北地方の湖、小川原湖下北半島etc.へ出かけては、夢中になって写真を撮っていた。

 

行動範囲が広がると、段々と遠出がしたくなる。なんせ、海を隔てた向こうには、自然の宝庫、北海道。その頃、前田真三氏が、北海道美瑛の丘を撮った写真集が話題になっていた。旭岳をバックに広大な丘がひろがっている。パッチワ-クのような丘の写真。実際に,見てみたい。自分もここで,撮影したい。いつしか、北海道への旅の計画を着々とたてていた。

その頃、オートバイに乗って旅行するやからを、ミツバチ族といって、はやっていた。オートバイでブンブンいわせて蜂のように走るから…

オ-トバイで、自由気ままに北海道ひとり旅。予算はほとんど無い。安く上げるにはキャンプ。そう、野宿である。その頃、山登りにも夢中になっていたためキャンプ用品は全てそろっていた。

あとは、決行あるのみ。しかし、うら若き乙女?がひとりで、キャンプ?親は、許してくれそうに無い。しかし、まじめな自分は、親の承諾はとりたい。毎日のように、電話で交渉。やっと、出発前日に了解を得られた。しかし、最後まで親にはキャンプのことは言えなかった。

 

  • いざ、北海道へ!

大学4年の夏休み、十和田市のアパ-トを出発する。一路、北へ!

下北半島を、北上。大間崎からフェリ-で函館に渡る。

憧れの北海道に到着。そのまま、函館を通り過ぎ洞爺湖まで距離を稼ぐ。

親の手前、洞爺湖では安い旅館に泊まった。偶然にもその日、洞爺湖花火大会があり、湖面に映るきれいな花火を見た記憶がある。

 

  • 初・野宿!留萌の海岸

次の日、支笏湖の少し北にあるオコタンペ湖を見に行く。観光地されていない湖をみたかった。ほんの小さな湖は、舗装されていない原生林を歩いて行く。その小道でシマリスに遭遇する。初シマリス遭遇!クマザサの間を走って行った。

バイクをおいて15分も歩かないところに、オコタンペ湖はひっそりと静まりかえっていた。もちろん、自分ひとりだけ。

森の中に入った人はわかるかもしれないが、結構森の中はしーーーんとして静かなもの。大自然に囲まれて一人でいると、自分の無力さのためか、だんだんと恐くなってくる。いつも、大自然に入ると、感じるこの感覚はえもしれない貴重なものだ。

でかい蚊の攻撃がしつこいので、湖をあとに。

 

札幌をスル-し、夕陽がきれいといわれる留萌の海岸にテントを張ることにした。残念ながら、ガスっており、きれいな夕陽は望めなかったように思う。

北海道の夏休み。留萌の海岸は、思っていた以上に海水浴客のテントが張られにぎわっていた。北海道民は、キャンプしながら海水浴をするのか!さすが、自然派な人達だ。などと感心したのを覚えている。

さて、何処にテントを張るか?ふと、小学生ぐらいの子供連れの家族が、仲良くバ-ベキュ-をしている。そこに近づき

「となり、テント張ってもいいですか?」声をかける。

少々不振そうに見られたが、

「良いですよ」と、快い返事。

どこから?え-ひとりで!動物のお医者さんの卵ですね。などと、お話をする。

インスタントラ-メンを作っていると、どうぞ食べてと、バ-ベキュ-の肉や野菜をわけてくれた。ありがたくて、申し訳ない気分でいっぱいになった。そして、幸せな気分で眠りにつく。

 

  • へそ曲がりコ-ス、オホ-ツク海へ出る。

朝、早く出発。テントをたたんでいると、隣のテントから家族が出てきた。お礼をのべて、さらに北上。サロベツ原野を見たように思う。このあたりは、あまり覚えていない。このコ-スなら、当然、宗谷岬?だろうと、皆さんも思うが、自分は結構へそ曲がりのようだ。宗谷岬に行かず、途中がらオホ-ツク海の村、猿払村へ出た。そのまま、宗谷岬の地を踏まず南下した。次回、また北海道を訪れた時のためにとっておくと。

自分では、そう思わないがかなりの意地っ張りと、へそ曲がりなのか? 

クッチャロ湖の湖畔にあるキャンプ場で三日目の夜を孤独に過ごす。

 

 当時、自分のアパ-トの隣に北海道の同級生が住んでいた。紋別の出身だった。彼女は北海道は嫌いだといって、鹿児島県庁に就職した。北海道へ行くことを話すと、サロマ湖が近くにあり、自然がたくさんあるから行ってみると良いと,教えてくれた。

サロマ湖では、きれいな、ほんとうにきれいなキタキツネを見た。湖畔の湿地の草むらで黄金色のキタキツネが、ぴょん、ぴょ-んとはねながら湿地に消えていった。今でも、その映像はまぶたに残っている。

 

  • 美瑛の民宿「ほおずき」での居候の日々 

 北海道オ-トバイ女ひとりキャンプ旅の一番の目的地に入った時は,あいにくの雨だった。ここまでの,バイク旅で少々疲れたのもあり、チョットしたきっかけで居候のように一軒の民宿に、連泊するようになる。その民宿は、”ほおずき”。ご主人は、皆から”はちさん”と呼ばれしたわれていた。

写真を撮るのは日の出、そして、日の入りの斜光線の光が良い。その時間に、ゴソゴソ起き出すと、ほかの宿泊客の迷惑になる。そこで、庭においているワンボックスカ-が自分の宿泊場所となった。

 

  • 旭岳に登山。谷間の岳温泉に入浴

ほおずきの宿泊客のおじさん、ひとり旅の保育士さんと一緒に、旭岳に登ることになった。

ロープウェイで一気に、旭岳の懐に。そこは、神々が遊ぶ庭にふさわしい、お花畑がみたことのない規模で、広がっていた。

 

途中の山の中の中岳温泉で、素っ裸になり湯につかる。温泉の看板のみの野湯である。小屋なし、脱衣場なし蛇口なし。湯の調節は、川の水をスコップで引き込む。両側に切り立った山。すぐ横の岩場では、ナキウサギが鳴いている。最高のロケーションだった。

 

  • 意外な結末。親からの帰宅命令。

民宿「ほおずき」を拠点に、日の出、日の入りを中心に写真を撮る日々が続いた。

 

民宿に連泊のため、親への連絡はさぼっていた。このため、親の逆鱗にふれ、旅行はきゅうきょ終了となる。

下宿のある、十和田市へと帰らねばならなくなった。

 

  • 北海道、バイクひとり旅を終え

若者に対して、親身になっていたはちさん、みちこさん、その子供の美里ちゃん。そこで働くバイトさん。民宿で知り合った旅人達。

若さだけで、やりたいという気持ちだけで、なんでもかんでもやって来た。

 

今になっては、いい思い出になるが…

その経験は、やったものにしかわからない。

 

北海道美瑛の民宿「ほおずき」での日々は、

いまでも自分の中に、重要な位置付けされている。

また、ほおずきに行きたいと思いながら月日は流れ、ようやく4年前に、ほおずきに約30年ぶりに訪れることができた。

学生の時に泊まった場所から移転していたが

美瑛の丘が一望できる最高の場所に

「ほおずき」はあった。

はちさん、みちこさんはあたたかく迎えてくれた。美瑛の丘、旭岳の山々は相変わらず雄大で、そこにいるだけで胸が一杯になった。

 

別れの時に涙が出た…

 

若い時に経験したこと、やりたくてできなかったことを、また、思秋期と言われる今、やりたくなってきている。

甘酸っぱい青春の日々とは、別物かもしれないが、

 

思秋期 バンザイ!

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