家族の一員であるイヌやネコ。
飼ううえで、考えなければいけないことに
避妊手術・去勢手術がある。
先ず、繁殖を考えているのであれば、避妊手術・去勢手術はできないが、繁殖を考えなければその、メリット・デメリットを理解したうえで考えて欲しい。
- 避妊手術・去勢手術とは?
避妊手術は、メスの不妊手術。
卵巣と子宮を取り出す手術。
メスの生殖器は、腹腔内のお腹の中にあるためちょっと大変。
*卵巣だけを取り出す動物病院もあり。
去勢手術は、オスの不妊手術。
精巣を取り出す手術。
オスの生殖器は体の外についていつため、メスに比べ体への負担は少ない。
どちらも、全身麻酔して手術する。
- 避妊手術・去勢手術の時期は?
体への負担を、考えると
メスは、生後6~7ヶ月。
オスは、生後7~8ヶ月。
どちらも、性成熟する前がベストだ。
- 避妊手術・去勢手術のメリット
オス・メスともに、発情のストレスがなくなるためか、平均1年半、寿命が延びる。(人の年に換算すると6年)
メスは、早期の避妊手術により、
・乳腺腫瘍になる確率を下げることができる。
・ホルモン異常における子宮蓄膿症も防げる。
・子宮も卵巣もとってしまうので、これらの病気にはならない。
オスは、早期の手術により
・精巣の病気にはかからない。
・ホルモン影響による肛門周囲の腫瘍になりにくい。
・イヌは足を上げての排尿予防。
・ネコは尿のスプレー行動の抑制。
- 避妊手術・去勢手術のデメリット
どちらも、全身麻酔で行うため、麻酔による副反応で、心停止のリスクが5000頭に1頭の割合である。
メスは、術後一過性の尿失禁。
オスは、前立腺の腫瘍になるケース
ホルモン依存性の脱毛。
- 避妊手術・去勢手術後の注意点
オス・メスともに、ホルモンの影響により太りやすくなる。
特に、去勢手術したオスネコは、膀胱の結石でオシッコが尿道にたまりオシッコづまりになりやすくなる。
簡単では あるが、以上のことをよく考えて
できれば、避妊手術、去勢手術を考えて欲しい。
思秋期 バンザイ!
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